外国人人材定着支援事業セミナーに参加しました!
奈良県が行う外国人留学生等マッチング支援事業・外国人人材定着支援事業の一環として開催された
二日間のセミナーシリーズに参加してきました!
私自身、過去には外資系で外国人の立場で働いた経験もあれば、
日本企業で外国人人材と一緒に仕事をしたこともあり、
両方の視点から大変興味深い内容だったので、ブログでご紹介したいと思います。
外国人採用で大切なこと
日本では少子高齢化に伴う働き手不足が問題となっており、
今後ますます外国人雇用の拡大が拡大することが見込まれています。
外国人人材を採用したいけれど、言葉や文化の壁などのハードルが高いと感じている企業の方も
多くいらっしゃるのではないでしょうか?
外国人人材の採用にあたっては、ビザの要件など受け入れに必要な情報に精通した専門の人事担当者を設置することが望ましく、
採用時に今後のキャリアパスや業務内容、雇用条件などについてしっかり説明することが求められます。
そして、受け入れ現場の社員に対しても、研修等を行ってしっかりと準備していただくことが大切です。
外国人にとって理解しづらい日本の企業文化もあり、
たとえば「報告・連絡・相談」(ほうれんそう)などは、はじめのうちはスムーズに実践することがなかなか難しいようです。
また、意外に気がつきにくいポイントですが、関西弁などのアクセントのある方言は聞き取りがむずかしいので、
わかりやすい発音や表現を意識することも大事です。
メンター制度を設けるなどして、信頼できる相談相手がいると安心です。
気軽に話しかけられる明るい雰囲気を作ること、関心をもって声がけを行い、
指示は明確にわかりやすくすること、などは国籍に関わらず、
日本人の中途採用者にも共通して実践できるコミュニケーション方法ではないでしょうか?
外国人受け入れ企業のサポート
二日目は、ベトナム大学生インターン招へい事業の一環として、インターンシップ成果発表会が行われました。
受入れ企業様から
「自社の従業員にも良い刺激になった」
「従業員の指導力、コミュニケーション能力が向上した」
という感想が複数あったことがとても印象的でした。
一方、「書類が多くて手続きが大変だった」という意見も多く聞かれました。
ビザの申請、更新、在留資格の適正管理などの手続き面をサポートすることは、
行政書士としてやりがいのある仕事のひとつです。ぜひご相談ください!
手続きの先にはひとりひとりの人生があることを常に念頭におき、
お客さまに寄り添った対応を心がけていきたい、とセミナー会場のクリスマスイルミネーションを見ながら
思いを新たにした二日間でした。